「誰に相談すればいいのか分からない」というのは、20代の方から最もよく聞く言葉です。相談先は大きく4つあり、それぞれ得意なことが違います。
| 相談先 | 費用 | 得意なこと | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 転職エージェント | 無料 | 求人という「現実」をもとに、市場価値や選択肢を具体的に知れる | 応募を急かす担当者もいる。業界を絞ったエージェントのほうが話が深い |
| 有料キャリアコーチング | 有料(数万〜数十万円) | 転職を前提にせず、価値観や中長期の方向性を時間をかけて整理できる | 求人情報は持っていないことが多く、「で、どこに行けるの?」は別途調べる必要がある |
| 職場の先輩・上司 | 無料 | 社内の評価や今の会社でのキャリアパスについては一番詳しい | 転職の相談はしづらい。社内に話が広がるリスク |
| 公的機関(ハローワーク等) | 無料 | 求人数が多く、職業訓練など制度面の情報が得られる | 個別の業界事情や企業の内情までは深掘りしにくい |
どれか一つに決める必要はありません。方向性に迷っているなら有料コーチングや先輩、「具体的にどこへ行けるか」を知りたいならエージェント、と目的で使い分けるのが現実的です。
私自身がエージェントなので、良いことばかりは言えません。エージェントは企業からの紹介手数料で成り立っているため、構造上「転職させたい」方向の力が働きます。良いエージェントと、そうでないエージェントの違いは次の点に出ます。
面談の最初に「今日は情報収集で、応募するかは決めていません」と伝えておくと、無理な提案を受けにくくなります。それで態度が変わる担当者なら、その時点で見極めがつきます。
準備は要りませんが、次の3つを一言ずつでも言葉にしておくと、相談の質が上がります。
「なんとなく将来が不安」の中身を分解します。仕事内容なのか、人間関係なのか、給与なのか、成長実感なのか。嫌じゃない部分は、次の仕事でも残したい条件になります。
年収、勤務地、働き方、仕事内容──全部は叶いません。「これだけは」を1〜2個に絞ると、選択肢が現実的になります。
役職や年収ではなく、スキルや経験で考えます。20代の転職は「どこに入るか」より「何を身につけるか」で市場価値が決まります。
経歴よりも先に、「いまの仕事の何が嫌なのか、何は嫌じゃないのか」を聞きます。環境の一部が嫌なだけなら今の会社で解決することもありますし、仕事そのものが合っていないなら、早く動いたほうがいい。その見極めが相談の価値だと考えています。
100人いれば、100通りの正解があります。当社の面談でも、「今の会社であと1〜2年やってから動いたほうが市場価値が上がる」とお伝えすることは少なくありません。20代は、1〜2年の経験の積み方で選択肢が大きく変わる時期だからです。
相談の目的は「転職すること」ではなく、「自分の現在地と選択肢を知ること」です。転職しないと決めた相談も、十分に価値があります。
当社は、人材業界(人材紹介・人材派遣・RPO・HRTech)への転職に特化した転職エージェントです。営業・販売・教育・金融など他業界からのキャリアチェンジを多く支援しており、20代の方のご相談も多くいただいています。
人材業界は、20代の選び方がその後の市場価値を大きく左右する業界です。最初の5年で何を経験するかで、30代の選択肢が変わります。詳しくは20代の人材業界転職(特集ページ)にまとめています。
もちろん、人材業界以外の相談も歓迎しています。「とりあえず話を聞いてみたい」という段階で構いません。
はい。少なくとも当社では歓迎しています。相談の結果「今は動かないほうがいい」とお伝えすることも多く、転職しないという結論も正解のひとつです。ただしエージェントによっては応募を急かされることもあるため、「今日は情報収集です」と最初に伝えておくと安心です。
転職エージェントの相談は無料です(企業からの紹介手数料で運営されているため)。有料のキャリアコーチングは、転職を前提にせず自己分析や中長期の設計に時間をかける点が違います。「求人を見ながら現実的に考えたい」なら無料のエージェント、「転職以外も含めてじっくり考えたい」なら有料サービス、という使い分けが一般的です。
もちろんです。むしろ20代前半は、最初の転職の選び方がその後の市場価値を大きく左右する時期です。「まだ早いかも」と思う段階で、業界の全体像を知っておくことには意味があります。
いいえ。当社では、応募や企業への情報提供は必ずご本人の同意を得てから行います。相談だけで終わっても問題ありません。
転職するかどうか決まっていなくても構いません。ご相談は無料、秘密は厳守します。メールは代表の山田に直接届きます。